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マーケット情報

2020-11-10

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10日、ワクチン開発の進展報道を受け6日続伸となるも上げ幅を縮小して終了

10日、日本時間の昨晩8時45分ごろ、米ファイザーがコロナウイルスの治験効果が90%以上となったと発表したことが景気回復への期待につながり、ナスダックを除く欧米市場が大幅高で終えていたことが好感され、東京市場も大幅続伸で始まった。日経平均は29年ぶりとなる25,000円にのせて始まったあとさらに上げ幅を広げ、25,279円をつけるなど一時440円高となる場面があったが、買いが一巡すると25,100円台でもみ合う展開となった。一方午後に入ると、午前の伸び悩みで売り物に押される展開となったことに加え、NYダウなど米主要指数の先物が時間外取引でマイナスとなっていたこともあって、14時前には一瞬マイナスに沈む場面があった。取引終了にかけては持ち直す場面があったものの、高値から大幅に上げ幅を縮小して終えた。一方、売買は大幅に膨らみ、20億株、4兆円を上回った。そうしたなか業種別では、空運、陸運、鉱業、不動産、鉄鋼、保険など28業種が値上り。一方値下がりは、その他製品、情報・通信、精密機器など7業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日本航空が21.21%、全日空が18.06%、JR東日本が15.50%、JR東海が14.85%と上昇が目立った。一方値下がりは、ZHDが-7.58%、エムスリーが-7.31%と下落と目立ち、ソフトバンクG、任天堂なども安かった。日経平均株価の終値は24,905円59銭、+65円75銭、TOPIXの終値は1,700.90ポイント、+18.90ポイント。売買高は概算で20億65百万株、売買代金4兆0746億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)