itrust アイトラストテクニカル分析講座2010

27日、米国市場の大幅な下落を受け、日経平均、TOPIXともに売り先行で始まった。日経平均は23,300円台で始まったあと下げ幅が拡大し、一気に25日移動平均線やボリンジャーバンドの－1σを下回る場面があった。ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢となって下げ幅を縮めると、午後に入って－1σや25日移動平均線上を回復し、今日の高値で終えた。またTOPIXも下落して始まり、下げ幅を広げた場面では上向きの75日移動平均線や10月2日の安値を下回る場面があったが、取引終了にかけて日経平均と同様に買い戻され、下ヒゲ陽線を形成して今日の高値で終えた。両指数ともに長い下ヒゲを形成しており、下げ止まっているように見えるものの、10月8日から陽転が続いていた日経平均のパラボリックが陰転しており、トレンド転換に注意が必要になりそう。
（インベストラスト会員向けコメントあり）