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マーケット情報

2020-08-18

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18日、まちまち。米中対立への懸念の高まりで下げ幅を広げるも日銀買いで下げ渋る

18日、海外市場がまちまちだったことや、日中の売買材料が乏しかったことから、東京市場は前日の終値近辺で取引が始まった。そのあと、しばらくもち合いが続いていたが、上値の重たさが嫌気されると、前日に米政府がファーウェイへの制裁強化を発表していたことが改めて意識され、10時過ぎ頃から先物主導で売りものに押される展開となった。その後は、薄商いのなか下げ幅を広げる展開となり、日経平均は23,000円を割り込み22,948円をつけるなど一時147円安となる場面があった。一方午後に入ると、日銀のETF買いによる気配の切り上げとともに下げ幅を縮めて始まり、日経平均は小幅安。TOPIXは小幅高とまちまちで終えた。そうしたなか業種別では、その他製品、小売、食料品、サービス、建設など17業種が値上り。一方値下がりは、鉱業、空運、鉄鋼、保険、銀行、非鉄金属、ゴムなど16業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、オイシックス・ラ・大地がン幅制限いっぱいまで買われ+22.84%、ティアンドエス(マザーズ)が+18.30%、モダリス(同)が15.44%と上昇が目立ったほか、プレシジョン・システム・サイエンス(同)、SUNASTERRISK(同)、チェンジなどが高かった反面、アドバンテスト、日立、村田製作所、三菱UFJFGなどが安かった。日経平均株価の終値は23,051円08銭、-45円67銭、TOPIXの終値は1,610.85ポイント、+1.03ポイント。売買高は概算で9億74百万株、売買代金1兆7,717億円。
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