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2020-07-16

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16日、反落。アジア市場の上値の重たさや都内の感染拡大が重石

16日、NYダウなどアメリカの主要株価指数は上昇して終えていたものの、東京市場は前日の大幅高ですでに織り込み済みとなり、小幅に反落して取引が始まった。日経平均は37円安で始まり、材料不足から22,900円をはさんだもみ合いがしばらく続いていたが、午前の取引終了にかけて上値の重たさを嫌気した売り物に押される展開となった。また、午前に発表された中国の経済指標は予想を上回る結果が多かったものの、上海総合や香港ハンセン指数がマイナス圏で軟調な値動きとなっていたことに加え、東京都の感染者数が過去最多を更新したと伝わったことなどから、午後に入って利益確定と見られる売り物に押され、そのまま今日の安値圏で終える結果となった。そうしたなか業種別では、空運、不動産、その他金融、鉄鋼、繊維、水産・農林、紙・パルプ、鉱業など16業種が高かった反面、医薬品、電気・ガス、情報・通信、サービス、精密機器など17業種が安かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ソフトバンクGがトップで-1.45%となったほか、Aiming(マザーズ)が-17.22%と下落が目立ち、レーザーテック、中外製薬、エムスリーなどが安かった。一方値上がりは、日本取引所G、日産自動車、ANAHD、日本航空などとなっている。日経平均株価の終値は22,770円36銭、-175円14銭、TOPIXの終値は1,579.06ポイント、-10.45ポイント。売買高は概算で14億75百万株、売買代金2兆4,595億円。 
(インベストラスト会員向けコメントあり)