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マーケット情報

2020-07-10

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10日、新規感染者数の増加やETFの分配金捻出に絡む売りで午後に下げ幅を拡大

10日、米国市場でダウやS&P500が反落していたものの、ナスダック総合指数が最高値を更新したことや、ミニ先物とオプションの清算値を決めるSQ算出日となっていたこともあって、日経平均は小幅高、TOPIXは小幅安とまちまちで取引が始まった。取引開始後、日経平均は22,563円をつけるなど一時34円高となったが、買いが続かず、マイナスに沈んだ。さらに他のアジア市場がさえない値動きとなっていたことや、ETFの分配金捻出に関連する売り物が出るとの観測や東京都の新規感染者数が過去最多となったと伝わったこともあってじわじわと上値が重たくなり、取引終了間際のまとまった売り物に押され今日のほぼ安値で終えた。TOPIXは安値引けとなっている。そうしたなか業種別では33業種すべてが値下がり。鉱業、証券、商品、不動産、その他金融、紙・パルプ、倉庫・運輸、石油・石炭などの下落率が高かった反面、ゴム、電気機器、情報・通信、空運、医薬品、食料品、卸売りなどの下落率が低かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ステムリム(マザーズ)、三井不動産、ファーストリテイリング、セブン&アイHDなどが安かった反面、アンジェス(マザーズ)、ファミリーマート、日経ダブルインバースなどが高かった。日経平均株価の終値は22,290円81銭、-238円48銭、TOPIXの終値は1,535.20ポイント、-22.04ポイント。売買高は概算で13億37百万株、売買代金2兆4,589億円。  
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