マーケットコメント


マーケット情報

2020-07-08

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8日、続落、取引終了にかけて下げ幅を拡大、ETFの分配金絡みの売り観測が重石

8日、米主要3指数が下落して終えていたことが嫌気され、東京市場は売り先行で始まった。日経平均は133円安で始まったあと直ぐに切り返す展開となり、22,667円をつけるなど一時53円高となる場面があったが、買いが続かず再びマイナスに沈んだ。午後に入ってからもマイナスに沈んだままで推移するなか、ETFの分配金をねん出するための売りが出るとの観測が重石となり、取引終了にかけて下げ幅を拡大して今日の安値で終えた。そうしたなか業種別では33業種すべてが値下がり。下落率が小さかったのは、電気・ガス、医薬品、鉄鋼、ガラス・土石などだった反面、下落率が大きかったのは、鉱業、その他製品、保険、銀行、その他金融、繊維、倉庫・運輸などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ソフトバンクGがトップで、-2.76%となったほか、サイバーエージェントの下落が目立ち、任天堂、アンジェス(マザーズ)、花王などが安かった。一方値上がりは、ステムリム(マザーズ)が+29.67%と値幅制限いっぱいまで買われたほか、ロコガイド(同)、神戸物産などが高かった。日経平均株価の終値は22,438円65銭、-176円04銭、TOPIXの終値は1,557.23ポイント、-14.48ポイント。売買高は概算で11億55百万株、売買代金2兆1,599億円。 
(インベストラスト会員向けコメントあり)