マーケットコメント


マーケット情報

2020-06-29

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

29日、反落、感染拡大による景気悪化懸念が重石となり日経平均は22,000円割れ

29日、材料不足で商いも減少傾向となるなか、米国での新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、NYダウなど米主要株価指数が大幅安で終えていたことが嫌気され、東京市場も売り先行で始まった。日経平均は257円安で始まったあと強弱が対立する格好となり、午前中は取引開始時の価格をわずかに下回った水準で終えたが、午後に入ると、上値の重たさや戻りの鈍さからさらに売りものに押される展開となった。その後日経平均は22,000円で下げ渋っていたものの、取引終了間際のまとまった売り物におされ22,000円を割り込んで終えた。そうしたなか業種別では33業種すべてが値下がり。下落率が大きかったのは、鉄鋼、鉱業、その他金融、空運、保険、非鉄金属、ガラス・土石、不動産などだった反面、下落率が小さかったのは、電気・ガス、倉庫・運輸、小売、石油・石炭、証券、商品などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、上昇は日経ダブルインバース、レーザーテック、日本電産の3銘柄のみ。一方値下がりは、キヤノン、フィーチャ(マザーズ)、オリックス、日経平均ブル2倍などとなっている。日経平均株価の終値は21,995円04銭、-517円04銭、TOPIXの終値は1,549.22ポイント、-28.15ポイント。売買高は概算で12億49百万株、売買代金2兆1,407億円。 
(インベストラスト会員向けコメントあり)