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2020-06-11

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11日、大幅安、FRB議長の発言やNYダウなどの下落を嫌気し売り物に押される

11日、FOMCで金融政策に変更はなかったものの、パウエルFRB議長が会見で景気の見通しについて弱気の見方を示したことからアメリカの長期金利が低下してドルが売られたことに加え、NYダウとS&P500が下落して終えたことを嫌気して、東京市場も売り先行で始まった。日経平均は23,000円を割り込んで始まり、22,900円台前半でもち合いが続いていたが、午後に入って午前の安値を下回ると、戻りの鈍さを嫌気した売り物や利益確定と見られる売り物に押されて一気に下げ幅を広げる展開となり、一時22,466円をつけるなど658円安となる場面があったが、値を戻すことができずそのまま今日の安値圏で終えた。そうしたなか業種別では、その他製品のみが値上り。一方値下がりは、海運、空運、鉱業、保険、鉄鋼、不動産、証券、商品など32業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日産自動車、日本航空、ホンダ、日経平均ブル2倍、日経レバレッジETFなどが安かった。一方値上がりは、日経ダブルインバース、任天堂、オリエンタルランド、中外製薬のみとなっている。日経平均株価の終値は22,472円91銭、-652円04銭、TOPIXの終値は1,588.92ポイント、-35.79ポイント。売買高は概算で16億79百万株、売買代金2兆8,403億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)