マーケットコメント


マーケット情報

2020-05-29

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

29日、5営業日ぶりの小反落。米中の対立に対する警戒や利益確定売りに押される

29日、トランプ大統領が対中政策に関する発表を米国時間の29日に行うとツイートしたことで、米中の対立がさらに悪化するのではないかといった見方が広がり、NYダウなど米主要株価指数が下落して終えており、東京市場も警戒への高まりが広がり、売りが先行する格好となった。日経平均は反落して始まると、マイナス圏で強弱が対立し、21,710円をつけるなど一時205円安となる場面があった。午後に入ってからもマイナスでのもち合いが続くなか、取引終了時にMSCIの銘柄入れ替えが行われることもあって買いが優勢になると、一時プラスに浮上して小幅高になる場面があったが、取引終了間際にまとまった売り物が出て小幅安となり、結局5営業日ぶりの反落で終えた。そうしたなか業種別では、医薬品、精密機器、情報・通信、食料品、倉庫・運輸の5業種が値上り。一方値下がりは、鉄鋼、海運、空運、輸送用機器、金属製品、機械、繊維、銀行など28業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、第一三共、アンジェス(マザーズ)、中外製薬などの上昇が目立ったほか、テラ(ジャスダック)、神戸物産なども高かった。一方値下がりは、SMC、アルプスアルパイン、リクルートHD、トヨタ自動車などとなっている。日経平均株価の終値は21,877円89銭、-38円42銭、TOPIXの終値は1,563.67ポイント、-13.67ポイント。売買高は概算で23億83百万株、売買代金4兆6,423億円。 
(インベストラスト会員向けコメントあり)