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2020-05-20

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20日、円安や米中対立への警戒が後退したことが先物買いにつながり4日続伸

20日、NYダウなど米主要株価指数が反落して終えていたことから、東京市場もまちまちで取引が始まった。ただ、NY市場で円安に振れ108円台をつける場面があったことに加え、東京市場でも107円台後半で推移していたことから買いが優勢となり、225先物主導で徐々に上げ幅を広げる展開となった。また、米中の対立が懸念されるなか、クドローNEC委員長が米中貿易交渉第1弾が破棄されると発言していないと、取引開始前に伝わっていたことも買い安心感につながり、午後に入って20,684円をつけるなど一時251円高となる場面があった。その後、ドル円が弱含んだことや上海総合指数がマイナスに沈むなど外部環境の上値の重たさに警戒が強まり、取引終了にかけて上げ幅を縮めて終えた。そうしたなか業種別では、非鉄金属、石油・石炭、建設、空運、医薬品、陸運、繊維、その他金融など27業種が値上り。一方値下がりは、銀行、紙・パルプ、輸送用機器など6業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、NEXTONE(マザーズ)、テラ(ジャスダック)の上昇が目立ったほか、ソニーFHD、レーザーテックも高かった。一方値下がりは、富士フイルム、アンジェス(マザーズ)、東京海上HD、ソニーなどとなっている。日経平均株価の終値は20,595円15銭、+161円70銭、TOPIXの終値は1,494.69ポイント、+8.64ポイント。売買高は概算で12億14百万株、売買代金2兆1,730億円。
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