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2020-04-07

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7日、NYダウの大幅高が支援材料となるも一時マイナスに沈んだあと持ち直し

7日、新型コロナウイルスの感染拡大が注目されるNY州で、ウイルスの感染による死亡者が横ばいになったと伝わり、感染拡大がピークアウトするのではないかといった期待が高まり、NYダウが1,600ドル超上昇していたことが支援材料となった。日経平均は18,800円台に乗せて始まったあと、さらに上げ幅を広げ19,162円をつけるなど一時586円高となる場面があった。その後は高値圏でのもち合いが続いて午前の取引を終えたが、午後に入って上値が重たくなると、小幅安になるまで売られる場面があった。一方取引時間中に中国の7日の死亡者が1月中旬以来の0人になったと伝わると買いが優勢になり、もち直して終えた。そうしたなか業種別では、33業種すべてが値上り。上昇率が高かったのが、ガラス・土石、サービス、ゴム、金属製品、建設、倉庫・運輸などとなった反面、紙・パルプ、小売、水産・農林、電気・ガス、食料品などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日経レバレッジETFがトップで+3.95%となったほか、アドバンテストが12.74%と上昇が目立ち、リクルートHD、ニトリホールディングス、SUMCO、東京エレクトロンなどが高かった。一方値下がりは、デンカの下落が目立ち、富士フイルムHD、日経ダブルインバース、日経平均ベア2倍などとなっている。日経平均株価の終値は18,950円18銭、+373円88銭、TOPIXの終値は1,403.21ポイント、+26.91ポイント。売買高は概算で17億03百万株、売買代金2兆8,231億円。
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