マーケットコメント


マーケット情報

2020-03-17

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17日、日中の変動率が大幅に高まるなか、日経平均は小幅高、TOPIXは大幅高で終了

17日、NYダウが下げ止まらず、2,997ドル安と過去最大の下落幅となったことや、他の米主要指数も軒並み12%前後の下落率となっていたことが嫌気され、東京市場は大幅安で取引が始まった。日経平均は275円安で始まったあと、下げ幅を広げる展開となり、16,378円をつけるなど一時623円安となる場面があったが、取引が始まって売りが一巡すると徐々に切り返し、10時半ごろにはドル円が上昇して107円18銭をつけるなど前日比で1円超の円安に振れたこともあって日経平均を押し上げ、17,557円をつけるなど今度は555円高となった。ただ上下の変動幅が大きかったのは午前中だけで、午後に入ると前日の終値を挟んだせまいレンジでの値動きとなり、マイナスに沈む場面もあったが、結局9円高と5営業日ぶりの反発で終えた。一方、TOPIXは2.6%も上昇しており、市場全体に買い物が入って底上げされたと同時に、売買代金は4.3兆円まで膨らんだ。そうしたなか業種別では、紙・パルプ、電気・ガス、水産・農林、陸運、倉庫・運輸など31業種が値上り。一方値下がりは、鉱業、保険の2業種のみとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、SMCやオリエンタルランド、トヨタ自動車の上昇が目立ち、中外製薬、任天堂も高かった。一方値下がりは、小松製作所、ファーストリテイリング、リクルートHD、村田製作所などが安かった。日経平均株価の終値は17,011円53銭、+9円49銭、TOPIXの終値は1,268.46ポイント、+32.12ポイント。売買高は概算で30億65百万株、売買代金4兆3,713億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)