マーケットコメント


マーケット情報

2020-03-16

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

16日、FRBの緊急利下げ第2弾や日銀の緩和策強化も効かず大幅続落で終了

16日、FOMCに先駆け、FRBが臨時の会合を開催して日本時間の早朝に1%の利下げを発表したものの、逆に米国の景況感に対する不安が高まるかたちとなり、NYダウ先物が大幅安となった。一方国内では、取引開始前に日銀が政策決定会合を前倒しして今日の午後から開催する、と伝わったことが支えとなって日経平均は155円高で取引が始まった。ただ、その後は日銀の政策決定会合の結果を見たいとの様子見ムードが広がり、前週末の終値を挟んだ狭いレンジでの値動きとなった。また午後に入ってからも同様の値動きが続いたが、金融緩和策の強化が伝わると、17,785円をつけるなど一時354円高となる場面があったが、買いが続かずマイナスに転じると、そのまま下げ幅を広げ16,914円をつけるなど一時17,000円を割り込んだ。ただ、終値では買い戻しが入り、かろうじて17,000円台を維持して終えた。そうしたなか業種別では、空運、証券、商品、水産・農林など6業種が値上り。一方値下がりは、ゴム、電気機器、輸送用機器、保険、ガラス・土石、建設、サービスなど27業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日経平均ベア2倍、日経ダブルインバース、KDDI、オリエンタルランドなどが高かった反面、日経レバレッジETFが-7%と下落が目立ち、資生堂、リクルートHD、キーエンス、NTTなどが安かった。日経平均株価の終値は17,002円04銭、-429円01銭、TOPIXの終値は1,190.50ポイント、-24.50ポイント。売買高は概算で23億45百万株、売買代金3兆3,191億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)