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マーケット情報

2020-03-10

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10日、3日ぶりの反発。米景気対策に関する報道が下支えとなりプラスに浮上

10日、NY市場でダウが過去最大の下げ幅となる2,013ドル安となったことや、ドル円が一時101円18銭をつけるなど円高が進行したことから、東京市場は続落で取引が始まった。日経平均は19,474円で始まったあと下げ幅を広げ、19,000円を割り込むと18,891円をつけるなど一時806円安となる場面があった。ただ売りが一巡すると、取引開始前にトランプ大統領が減税などについて議会と協議すると伝わっていたことでNYダウ先物が反発して上げ幅を広げていたことや、ドル円がもち直して102円台から103円台を回復したことも買い戻しにつながって切り返す展開となった。また午後に入ってからプラスに浮上すると、ドル円が一時105円をつけたことも225先物買いにつながり、日経平均も上昇して19,970円をつけるなど一時271円高となる場面があった。取引終了にかけて売り物に押されたが、3営業日ぶりの反発で取引を終えた。また売買代金が3兆8千億円まで膨らんだ。そうしたなか業種別では、証券、商品、不動産、倉庫・運輸、鉄鋼、サービス、銀行など30業種が値上り。一方値下がりは、鉱業、海運、石油・石炭の3業種のみとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、オリエンタルランド、東京エレクトロン、アドバンテスト、村田製作所、日本たばこ産業などが高かった反面、NTT、KDDI、NTTドコモなどが安かった。日経平均株価の終値は19,867円12銭、+168円36銭、TOPIXの終値は1,406.68ポイント、+17.71ポイント。売買高は概算で25億70百万株、売買代金3兆8,120億円。
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