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2020-02-20

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20日、円安を好感して上昇して始まるも値を消す展開で終了

20日、米国景気の底堅さなどからNY外国為替市場で、一時1ドル=111円59銭をつけ2019年5月以来9ヵ月ぶりの円安水準をつけたことが東京市場の株価押し上げ要因となった。日経平均は23,600円台に乗せて始まったあと上げ幅を広げ、23,806円をつけるなど一時405円高となる場面があった。ただ、急上昇に対する警戒で伸び悩むなか、新型肺炎で入院中のクルーズ船の乗客2名が死亡したとの報道が伝わると、投資家のセンチメントが悪化して急速に上げ幅を縮め、値を消す展開となった。午後に入って25円高まで上げ幅を縮める場面があったが、ドル円が111円台前半で底堅く推移していたことが下支えとなり、続伸して終える結果となっている。そうしたなか業種別では、鉱業、輸送用機器、紙・パルプ、その他金融など21業種が値上り。一方値下がりは、小売、鉄鋼、陸運、空運、水産・農林など12業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ブイキューブが+17.67と上昇が目立ったほか、ソフトバンクG、トヨタ自動車、オリンパス、ホンダ、ソニーなどが高かった反面、セブン&アイHDが-8.75%と下落が目立ち、日本製鐵、HOYA、ZHDなどが安かった。日経平均株価の終値は23,479円15銭、+78円45銭、TOPIXの終値は1,674.48ポイント、+2.62ポイント。売買高は概算で11億74百万株、売買代金2兆1,810億円。
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