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マーケット情報

2020-02-17

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17日、GDPの大幅な落ち込みを受け一時大幅安となるも下げ幅を縮小して終了

17日、取引開始前に発表された10-12月期GDP速報値が、予想を大きく下回る前期比年率-6.3%となったこと受け225先物が先行して売られ、東京市場は大幅安で始まった。日経平均は23,500円を割り込んで始まると、下げ幅を広げ23,335円をつけるなど一時351円安となる場面があった。ただ売りが一巡すると下げ渋る展開となったほか、香港ハンセン指数や上海総合指数が、中国人民銀行による資金供給などを好感してマイナスからプラスに転じたことも下げ幅を縮める要因となった。午後に入ってからは香港と上海指数が上げ幅を広げていたことに加え、為替市場でもドル円が109円80銭前後で小動きだったこともあって売り込む動きは見られず、今日の高値圏で終えた。また今晩のNY市場が休場となるものの、売買代金はかろうじて2兆円を上回る水準となっている。そうしたなか業種別では、ゴム、水産・農林の2業種が値上り。一方値下がりは、空運、食料品、金属製品、精密機器、陸運、倉庫・運輸、サービス、医薬品などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、川本産業(東証2部)が+21.89%、大幸薬品が+19.96%、ダイトウボウが+11.60%と上昇が目立ち、ユニ・チャーム、楽天も高かった。一方値下がりは、オリエンタルランドの下落が目立ち、アドバンテスト、ソニー、村田製作所なども安かった。日経平均株価の終値は23,523円24銭、-164円35銭、TOPIXの終値は1,687.77ポイント、-15.10ポイント。売買高は概算で11億65百万株、売買代金2兆0165億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)