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マーケット情報

2020-02-13

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13日、中国での新型肺炎感染者急増の報道を受け売り先行で始まり小幅安で終了

13日、前日のNY市場でダウなど主要株価指数がそろって過去最高値を更新していたものの、取引開始前に中国で新型肺炎の感染者数が急増したと伝わったことが嫌気され、東京市場は小幅安で取引が始まった。日経平均株価は売り先行で始まったあと前日の終値を挟んだ値動きとなるなか持ち直し、23,908円をつけるなど一時47円高となる場面があったが、新型肺炎に対する警戒が上値の重石となり、午後に入ってからは利益確定と見られる売り物に押されると、徐々に下げ幅を広げる展開となった。また、午前の安値を下回り23,784円をつけ76円安となるなど上値の重たい値動きとなったが、売り込む動きは見られず、結局小幅安で終える結果となった。TOPIXは4日続落。そうしたなか業種別では、金属製品、空運、石油・石炭、ゴム、化学、サービスなど12業種が値上り。一方値下がりは、鉄鋼、紙・パルプ、機械、情報・通信、海運、電気・ガス、医薬品など21業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ルネサスエレクトロニクス、レーザーテックの上昇が目立ち、オリエンタルランド、東京エレクトロン、ファーストリテイリングも高かった。一方値下がりは、ソフトバンクG、ダイキン工業、SMC、武田薬品などとなっている。日経平均株価の終値は23,827円73銭、-33円48銭、TOPIXの終値は1,713.08ポイント、-5.84ポイント。売買高は概算で12億35百万株、売買代金2兆3,771億円。
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