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マーケット情報

2020-01-27

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27日、新型肺炎の感染拡大と経済への悪影響が懸念され日経平均は今年最大の下げ幅

27日、中国政府が27日から団体旅行を中止とするなど移動の制限や、春節の連休を2月2日まで延長すると発表したことなどが、感染拡大への懸念を増幅させたことに加え、他のアジア市場が休場となるなか、東京市場に売り物が集まる結果となった。日経平均は399円安で始まると、そのまま下げ幅を広げ23,317円をつけるなど一時509円安となる場面があった。売り一巡後は買い戻されて下げ幅を縮めると、取引開始時の価格を上回る場面があったが、買いが続かず売り物にじわじわ押されると、戻し切れず結局この日の安値圏で取引を終えた。また日経平均の下落幅は今年最大となった。そうしたなか業種別では、不動産のみが上昇。値下がりは、空運、金属製品、機械、その他製品、海運、鉄鋼、繊維などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、三菱地所、日経ダブルインバース、イマジニア(ジャスダック)の3銘柄のみが高かった反面、ネットワンシステムズが-23.02%と値幅制限いっぱいまで売られたほか、オリエンタルランド、ファーストリテイリング、資生堂、SMCなどが安かった。日経平均株価の終値は23,343円51銭、-483円67銭、TOPIXの終値は1,702.57ポイント、-27.87ポイント。売買高は概算で11億80百万株、売買代金2兆1,772億円。
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