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2019-12-02

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2日、7-9月期法人企業統計は全産業設備投資が7.1%増と、12四半期連続のプラス

2日、財務省が発表した2019年7-9月期法人企業統計(金融、保険業を除く)は、全産業の設備投資が前年同期比7.1%増の12兆0826億円となった。また、12四半期連続のプラスとなった。また、製造業は同6.4%増、非製造業は同7.6%増で、内訳を見ると、製造業で業務用機械が同+40.4%と、4-6月期同様に最も増加した。非製造業で最も増加したのも4-6月期と同様に不動産で、同+23.7%となっている。さらに前回のマイナスからプラスに変化した業種は、製造業の変化率の大きい順で、情報通信機械、生産用機械、石油・石炭、電気機器、金属製品となった。一方プラスからマイナスに転じた業種はなかったが、輸送用機器はマイナス幅が同2.6%から5.2%に拡大した。非製造業でマイナスからプラスに転じた業種は電気業のみで、プラスからマイナスに変化した業種はサービス業のみとなっている。設備投資がプラスに転じた業種が多かったが、中でも製造業の増加が目立った。取引開始前の発表で、設備投資の結果が予想を上回ったことから株価の押し上げ要因となった。
(インベストラスト会員向けコメントあり)