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2019-10-31

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31日、日経平均は反発、TOPIXは続伸となるも伸び悩んで取引終了

31日、注目を集めた米FOMCだったが、市場の予想通り0.25%の利下げを発表し、ドルは強弱が対立する値動きとなったあと、発表前よりわずかに円高に振れた反面、NYダウなどアメリカの主要株価指数が上昇して終えていたことが好感され、東京市場は買い先行で始まった。日経平均は22,900円台に乗せて始まったあと、上げ幅を広げ22,988円をつけるなど一時145円高となる場面があった。ただ買いが一巡すると、日銀金融政策決定会合の結果発表を控え、利益確定とみられる売り物に押され伸び悩んで午前の取引を終えた。一方午後に入ってからは日銀金融政策決定会合の結果を受け、わずかに上下に振れる場面があったが、結果がほぼ市場の予想通りだったこともあり、大きな値動きにはつながらず、伸び悩んだまま終える結果となった。そうしたなか業種別では、不動産、ガラス・土石、石油・石炭、情報・通信、鉄鋼、鉱業など16業種が値上り。一方値下がりは、証券、商品、海運、ゴム、陸運、銀行、紙・パルプなど17業種が安かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ケーヒン、アイシン精機がそれぞれ+13.10%、+12.52%と上昇が目立ったほか、ソニー、ソフトバンクGも高かった。一方値下がりは、アドバンテストの下落が目立ち、日立、アンリツ、オリエンタルランド、エーザイなどが安かった。日経平均株価の終値は22,927円04銭、+83円92銭、TOPIXの終値は1667.01ポイント、+1.11ポイント。売買高は概算で14億62百万株、売買代金2兆7,120億円。
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