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2019-10-10

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10日、まちまち。米中関連報道を受け上下に激しい値動きとなるも日経平均は反発

10日、今晩から始まる米中閣僚級協議を前に警戒感が広がるなか、朝方は次官級協議で進展が見られなかったと伝わり、売り物が優勢となってマイナスに沈むと、日経平均は21,308円をつけるなど一時147円安となる場面があった。ただその後、米中が通貨協定を結ぶとの観測や、中国ファーウェイへの一部製品供給を認めるといった報道が伝わったことで買い戻しが入り、一気にプラスに浮上すると日経平均は21,600円台に乗せ一時145円高となるなど、午前中は変動が激しく方向が定まらなかった。一方午後に入ると、売買が手控えられ様子見ムードが広がると、狭いレンジでの小動きとなり、日経平均は反発、TOPIXは小幅安で終える結果となった。そうしたなか業種別では、海運、証券、商品、化学、ガラス・土石、鉄鋼、小売など18業種が値上り。一方値下がりは、保険、その他製品、サービス、精密機器、電気・ガス、不動産など15業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、イオンが+6.81%と上昇が目立ったほか、信越化学、SUMCO、花王、アドバンテストなども高かった。一方値下がりは、AICROSS(マザーズ)、オリエンタルランド、任天堂、太陽誘電などとなっている。日経平均株価の終値は21,551円98銭、+95円60銭、TOPIXの終値は1581.42ポイント、-0.28ポイント。売買高は概算で10億69百万株、売買代金1兆8,158億円。
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