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2019-09-09

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9日、株高の流れが続き、日経平均は5日続伸、TOPIXは3日続伸で終了

9日、前週末に発表された米雇用統計で非農業者部門雇用者数が予想を下回ったものの、NYダウやS&P500が上昇して終えていたことや、前週末に中国人民銀行が預金準備率の引き下げを発表したことなどが東京市場の支援材料となった。日経平均は小幅高で始まったあと直ぐに買いが優勢となって上げ幅を広げる展開になると、21,333円をつけるなど一時133円高となる場面があった。午前に高値をつけたあと利益確定と見られる売り物に押される場面があったが、薄商いのなか売り込む動きは見られず、為替や他のアジア市場など外部環境に大きな変化が無かったことから買い戻しで取引終了にかけて持ち直し、今日の高値圏となる21,300円台で終えた。そうしたなか、業種別では33業種全てが値上り。上昇率が高かったのが、その他金融、石油・石炭、建設、非鉄金属、食料品、小売などだった反面、金属製品、ゴム、ガラス・土石、輸送用機器、電気・ガス、化学、上昇・通信などの上昇率が低かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、楽天、SMC、第一三共、ソニーなどが高かった反面、Klabの下落が目立ち、日経ダブルインバース、アドバンテスト、KDDIなどが安かった。日経平均株価の終値は21,318円42銭、+118円85銭、TOPIXの終値は1551.11ポイント、+14.01ポイント。売買高は概算で9億64百万株、売買代金1兆7,087億円。
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