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2019-09-04

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4日、まちまち。米主要株価指数の下落が重石となるも日経平均は小幅高で終了

4日、ISM製造業景況感指数が、景況感の判断の分かれ目となる50を3年ぶりに下回ったことから米景気に対する警戒が強まり、米長期金利の低下でドルが下落して105円台後半をつけたことや、NYダウなど主要株価指数が下落して終えていたことが重石となった。日経平均、TOPIXともに売り先行で始まったあと下げ幅を広げ、20,554円をつけるなど一時771円安となる場面があったが、ドル円の下げ渋りと持ち直しに加え、中国財新が発表したサービス業PMI が予想を上回って上昇したこともあって日経平均はプラスに転じた。午後に入ってからはドル円が106円台を回復したことや先物も連動するかたちで上げ幅を広げたことから20,700円に迫る場面があったものの、取引終了にかけて伸び悩み小幅高で終えた。一方TOPIXはマイナスに沈んだままプラスには届かなかった。そうしたなか業種別では海運、その他製品、医薬品、精密機器、小売など8業種が値上り。一方値下がりは、紙・パルプ、鉄鋼、金属製品、水産・農林、化学、繊維、輸送用機器など25業種が値下がりとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、任天堂がトップで+2.59%となったほか、アドバンテスト、武田薬品、KDDI、東京エレクトロンなどが高かった反面、資生堂、日本たばこ産業、SUMCOなどが安かった。日経平均株価の終値は20,649円14銭、+23円98銭、TOPIXの終値は1506.81ポイント、-3.98ポイント。売買高は概算で9億00百万株、売買代金1兆5,931億円。
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