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2019-06-10

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10日、メキシコへの関税導入が無期延期となり続伸するも商いは2兆円に届かず

10日、トランプ大統領が対メキシコ関税の導入を無期限で見送ると発表したことが買い材料となり、東京市場は大幅高で始まった。日経平均株価は21,000円台を回復して始まると、午前中は高値圏でのもみ合いとなった。また、午後に入ってからも値動きは限定的で、日経平均株価は午前の高値を上回って21,166円をつけるなど一時281円高となる場面があったものの買いが続かず、取引終了にかけて売り物に押されて終えた。また積極的な買いが見送られたことから売買代金は2兆円に届かなかった。そうしたなか業種別では33業種全てが値上り。繊維、石油・石炭、電気機器、精密機器、化学、鉱業、紙・パルプなどの上昇率が高かった反面、銀行、小売、空運、証券、商品、保険、情報・通信などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、NF日経レバレッジETFがトップで+2.13%となったほか、日本通信の上昇が目立ち、東レ、資生堂、安川電機、日立などが高かった。一方値下がりは、日経ダブルインバース、ソフトバンクG、KDDI、NTTドコモなどとなっている。日経平均株価の終値は21,134円42銭、+249円71銭、TOPIXの終値は1552.94ポイント、+20.55ポイント。売買高は概算で11億63百万株、売買代金1兆9,516億円。
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