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2019-05-07

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7日、令和初日の取引は大幅安。日経平均は一時200日MAを下回るも下げ渋り

7日、トランプ大統領が中国に対する関税引き上げを表明し、NYダウなど米主要株価指数が下落して終えていたことが嫌気され東京市場は売り先行で始まった。日経平均株価は5日移動平均線を下回って始まるとそのまま下げ幅を広げる展開となり、午前中は200日移動平均線に接近したところで下げ渋ったが、午後に入って一部の中国メディアが貿易交渉の中断について言及したことが伝わるとさらに下げ幅を広げ、午前の安値や200日移動平均線を下回る場面があった。また上向きの25日移動平均線に接近したが、ちょうど4月12日と15日にあけた窓を埋めたところで下げ止まるとわずかに下げ幅を縮め、下ヒゲ陰線を形成して終えた。一方TOPIXは接近する5日と25日移動平均線を一気に下回ると上向きの75日移動平均線辺りまで下落する場面があったが、日経平均株価と同様にわずかに下げ幅を縮めて下ヒゲ陰線を形成して終えている。明日以降、日経平均株価が200日と25日、TOPIXが75日移動平均線を終値で下回るようだと、トレンド転換の可能性が出てくるため警戒が必要になりそう。
(インベストラスト会員向けコメントあり)