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マーケット情報

2019-04-01

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1日、大幅続伸。短観の悪化も外部環境の好転が株価を押し上げるも伸び悩み

1日、新値度入りとなるなか、取引開始前に発表された3月調査日銀短観が2期連続の悪化となるなど国内企業の景況感に対する懸念が高まったが、前週末のNYダウの大幅続伸やドルの上昇などがそれを打ち消す形となって225先物主導で東京市場は大幅高で始まった。また取引時間中に発表された中国3月財製造業PMIが予想を上回ったことが買い安心感につながると、新元号が発表される午前の取引終了時までじわじわと上げ幅を広げ日経平均株価は21,682円をつけるなど一時477円高となる場面があった。一方、昼休み中に新元号が発表されるとそれまでの225先物の買いが利益確定売りに変わり、日経平均株価も伸び悩んで終えた。そうしたなか業種別では、石油・石炭、鉄鋼、金属製品、非鉄金属、輸送用機器、繊維製品、ガラス・土石、海運、紙・パルプなど32業種が値上り。値下がりは空運のみだった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、第一三共、安川電機の上昇が目立ち、SUMCO、小松製作所、日経レバレッジETFが高かった。一方値下がりは、オンコリスバイオファーマ(マザーズ)が-20.65%と下落が目立ち、ZOZO、楽天、日経ダブルインバースなどが安かった。日経平均株価の終値は21,509円03銭、+303円22銭、TOPIXの終値は1615.81ポイント、+24.17ポイント。売買高は概算で14億19百万株、売買代金2兆4,846億円。
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