itrust アイトラストテクニカル分析講座2010

1日、日銀が発表した全国企業短期経済観測調査は、大企業製造業業況判断DI（足元）が＋12（前回＋19）と、2四半期ぶりに悪化した。また前回調査から7ポイントの悪化は、2012年12月調査以来、6年3カ月ぶりの大幅な悪化となった。また、同非製造業は同＋21と前回の＋24より3ポイント悪化し、こちらも2四半期ぶりの悪化となった。一方、先行きの業況判断については、同製造業が＋8でさらに悪化する見通しとなっているほか、同非製造業も＋20と1ポイント悪化する見通しとなっている。また2019年度の設備投資計画については、大企業全産業で前年度比＋1.2％と2018年度計画（同＋13.9％）を大幅に下回った。想定為替レートについては、2019年度を1ドル108円87銭（上期108円80銭、下期108円93銭）と、実際のレート（111円前後）より3円程の円高水準になっており、このままの為替水準が続いた場合の業績への影響が注目される。
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