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2018-11-29

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29日、5日続伸。NYダウが大幅高となるもドルの下落や利確売りに押され伸び悩み

29日、パウエルFRB議長の講演を受け利上げのペースが鈍化するのではないかといった見方が広がり、NYダウが617ドル高で終えるなど米主要株価指数が2%を超える大幅高で終えていたことが好感され、東京市場も5日続伸で取引が始まった。日経平均株価は200円近い上昇で始まったあと、22,437円をつけるなど一時260円高となる場面があった。一方NY市場で一時114円台を回復したドルが、パウエルFRB議長の講演を受け米長期金利が低下したことから売られる展開となり、東京市場でもドル円が113円台半ばから113円台前半まで下落したことや、急ピッチの上昇に対する警戒から利益確定と見られる売り物が出たことも重石となって日経平均株価は上げ幅を縮めて終える結果となった。そうしたなか業種別では、サービス、その他製品、空運、医薬品、石油・石炭、非鉄金属など23業種が値上り。一方値下がりは、水産・農林、鉱業、保険、食料品など10業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、前日に続きALBERT(マザーズ)、大日本住友製薬の上昇が目立ったほか、リクルートHD、ZOZO、任天堂などが高かった反面、KDDI、ユニー・ファミリーマートHD、資生堂、武田薬品などが安かった。日経平均株価の終値は22,262円60銭、+85円5銭、TOPIXの終値は1659.47ポイント、+5.81ポイント。売買高は概算で13億02百万株、売買代金2兆5,303億円。
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