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2018-10-22

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22日、上海株の上昇が買い戻しを誘い、3営業日ぶりの反発

22日、朝方はサウジアラビア人記者が殺害された問題やトランプ大統領が中距離核戦力全廃条約から離脱すると発言したことなどが嫌気され、東京市場は続落で始まった。また取引開始後も下げ幅を広げ、日経平均株価は22,271円をつけるなど一時260円安となる場面があったが、上海総合指数がプラス圏でスタートしたことやその後も上げ幅を広げたことから売り一巡後に買い戻しが優勢となり下げ幅を縮めて午前の取引を終えた。また午後に入ってからは上海総合指数が午前の取引を4%を超える上昇率で終えていたことやドル円が112円60銭台まで上昇したことも買い戻しが加速する展開となってプラス圏に浮上して取引が始まると、22,672円をつけるなど140円高となる場面があったが、取引終了にかけては戻り売りに押され伸び悩んで取引を終えた。そうしたなか業種別では、鉱業、食料品、水産・農林、その他金融、化学、海運など23業種が値上り。一方値下がりは、石油・石炭、医薬品、精密機器、ガラス・土石など10業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、シンバイオ製薬が+10.5%と上昇が目立ったほか、資生堂、安川電機、SUMCOなどが高かった反面、川崎重工、KYBの下落が目立ち、JXTGHD、楽天が安かった。日経平均株価の終値は22,614円82銭、+82円74銭、TOPIXの終値は1695.31ポイント、+2.46ポイント。売買高は概算で11億35百万株、売買代金2兆1,009億円。
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