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マーケット情報

2018-07-23

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23日、3日続落。円の上昇と貿易摩擦への懸念が重石となり売り物に押される

23日、前週末にトランプ大統領がFRBの利上げ政策に対して不満をもらしたことがきっかけとなってドルが大幅安となるなか、東京市場は売り先行で始まった。また、週末の一部報道で来週開催される日銀金融政策決定会合で長期金利の誘導目標を柔軟化するなどの方策が検討されると伝わったことなどがきっかけとなって長期金利が上昇すると、東京市場でも円高に振れ、一時111円を割り込んだことから日経平均株価も先物主導で下げ幅を拡大する展開となった。また日経平均株価は22,341円をつけるなど一時356円安となる場面があった。取引終了にかけては若干下げ幅を縮めたものの300円安で終えた。そうしたなか業種別では、その他製品、輸送用機器、情報・通信、繊維、ガラス・土石、電気機器など24業種が値下がりした反面、銀行、保険、その他金融、証券、商品など9業種が高かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、NF日経レバレッジETFがトップで-2.82%となったほか、ファーストリテイリング、東海カーボンの下落が目立ち、ソフトバンクG、任天堂、資生堂なども安かった。一方でりそなグループHD、第一生命HD、三菱UFJFG、日経ダブルインバースなどが高かった。日経平均株価の終値は22,396円99銭、-300円89銭、TOPIXの終値は1738.70ポイント、-6.28ポイント。売買高は概算で13億99百万株、売買代金2兆1,640億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)