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2018-07-20

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20日、続落。人民元安がきっかけとなり一時大幅安となるも下げ渋って終了

20日、米CNBCが行ったトランプ大統領のインタビューで、大統領がFRBの利上げについて「好ましくない」と発言したと伝わるとNY市場でドル円が大幅に下落した。また下落した状況のまま東京市場の取引時間をむかえたが、取引開始時は日経平均株価、TOPIXともに小幅安で始まったが、その後は切り返す展開となり日経平均株価は100円程プラスになる場面があった。ただ不安定な相場環境のなかで、中国人民銀行が10時過ぎ頃に人民元の基準値を対米ドルで約1年ぶりの安値水準に設定したと伝わると、ドルが下落して円高に振れる展開となり、225先物も売られ日経平均株価は一気にマイナスに転じて午前中の取引を終えた。一方午後に入ってからも軟調な値動きが続き、日経平均株価は22,541円をつけるなど一時223円安となる場面があった。その後取引終了にかけては買い戻しが優勢となるなか、上海総合指数がプラスで午後の取引が始まったことも手伝って急速に下げ渋って終えた。そうしたなか業種別では、食料品、石油・石炭、空運、電気・ガス、陸運、医薬品、繊維など11業種が値上り。一方値下がりは、非鉄金属、海運、ゴム、鉄鋼、保険、卸売、証券、商品など22業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、電通、SUMCO、東京エレクトロン、安川電機などが安かった反面、値上がりは、第一三共、KDDI、日本たばこ産業、ソフトバンクGなどとなっている。日経平均株価の終値は22,697円88銭、-66円80銭、TOPIXの終値は1744.98ポイント、-4.61ポイント。売買高は概算で12億62百万株、売買代金2兆3,975億円。
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