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マーケット情報

2018-03-23

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23日、米中の貿易戦争懸念が高まり、日経平均一時1,000円を超える大幅安

23日、トランプ大統領が中国からの輸入品に対して広く関税をかけるとして覚書に署名したことから米中の貿易摩擦への懸念が高まり、NYダウが724ドル安となったことに加え、ドル円も104円台をつけたことが売り材料となり東京市場は大幅安で始まった。日経平均株価は21,188円で始まったあと、そのまま下げ幅を広げる展開となった。また、午前中は買い戻しが入って下げ幅を縮める場面があったが、午後に入ってからは戻りの鈍さを嫌気した売りものに押され午前の安値を下回ると下げ幅をさらに広げる展開となり、日経平均株価は20,559円をつけるなど一時1,032円安となる場面があった。また、そのまま売り圧力に押され今日の安値圏で終えた。そうしたなか業種別では、33業種全てが値下がりした。中でも下落率が高かったのが、機械、精密機器、非鉄金属、ガラス・土石、鉱業、倉庫・運輸、電気機器などだった反面、下落率が比較的小さかったのは、電気・ガス、陸運、食料品、空運、水産・農林、銀行などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日経ダブルインバース、日本たばこ産業の2銘柄のみが上昇した反面、日経レバレッジETF、SMC、信越化学、小松製作所、ホンダ、ファーストリテイリングの下落が目立った。日経平均株価の終値は20,617円86銭、-974円13銭、TOPIXの終値は1664.94ポイント、-62.45ポイント。売買高は概算で19億14百万株、売買代金3兆6,039億円。
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