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マーケット情報

2018-03-05

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5日、戻りの鈍さが嫌気され、午後に下げ幅を拡大し4日続落で終了

5日、現地イタリアの総選挙の投票が終了し出口調査が伝わるなか、EUに否定的な5つ星運動が優勢と伝わったことが重石となった。取引開始時はCMEの先物にサヤ寄せする形で売り優勢で始まり、その後は買い戻しもあって下げ幅を縮める場面があったが、イタリアの総選挙の速報が伝わると戻りも限定的となり、上値の重たさが嫌気されると午後には下げ幅を広げ、21,000円を割り込んで20,937円をつけるなど一時244円安となる場面があった。その後は取引終了にかけてETF買いへの期待などで下げ渋ったが、日経平均株価、TOPIXともに今年の安値を更新して終えた。そうしたなか業種別では、ゴム、食料品、陸運、小売、上昇・通信など9業種が値上り。一方値下がりは、その他製品、非鉄金属、海運、不動産、鉄鋼、金属製品、精密機器、輸送用機器など24業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ジェイテックコーポレーション(マザーズ)の下落が目立ち、ブイ・テクノロジー、任天堂、SUMCOなどが安かった。一方値上がりは、KDDI、ファーストリテイリング、日本たばこ産業、NTTなどとなっている。日経平均株価の終値は21,042円09銭、-139円55銭、TOPIXの終値は1694.79ポイント、-13.55ポイント。売買高は概算で15億10百万株、売買代金2兆7,617億円。
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