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2018-02-28

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28日、NYダウの反落やドルの伸び悩みが嫌気され東京市場は大幅安

28日、パウエル新FRB議長の議会証言を受け、ドル円が買われて107円60銭台まで上昇する場面があったものの、NYダウが299ドル安で終えていたことが嫌気され東京市場も売り先行で始まった。日経平均株価は小幅安で始まったあとTOPIXがプラスに浮上したこともあって下げ幅を縮める場面があったが、TOPIXがプラス圏を維持できなかったことや、徐々にドル円が伸び悩むなか、中国当局が発表した1月の製造業PMIが50.3と市場予想の51.1を下回ったことに加え、日銀による25年超国債の買い入れオペで金額が800億円から700億円に減額されたと伝わると、円が買われて円高に振れ日経平均株価も下げ幅を拡大する展開となった。また、午後に入ってからは戻りの鈍さが嫌気されると、午前の安値を下回って始まるなど弱含んだ。また、取引終了にかけても売り物におされ、両指数ともに安値引けとなった。そうしたなか業種別では、精密機器、空運の2業種が値上り。一方値下がりは、鉱業、鉄鋼、石油・石炭、紙・パルプ、銀行、輸送用機器など31業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ヤフーが-7.12%と下落が目立ち、日立、ファーストリテイリング、NF日経レバレッジETF、キーエンスなどが安かった。一方値上がりは、IGポート(ジャスダック)、ブイ・テクノロジーの上昇が目立ち、楽天、日経ダブルインバースなどとなっている。日経平均株価の終値は22,068円24銭、-321円62銭、TOPIXの終値は1768.24ポイント、-22.10ポイント。売買高は概算で15億42百万株、売買代金2兆9,369億円。
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