マーケットコメント


マーケット情報

2017-12-06

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6日、大幅安。SQに向けたポジション調整や中東情勢悪化への懸念が高まり下落

6日、NYダウが小幅安で終えていたことや、週末のメジャーSQに向けたポジション調整の売りが出て売り先行で始まった。日経平均株価は100円程値下がりして始まったあと、もち合いが続いていたが戻りの鈍さが嫌気され徐々に下げ幅を広げる展開となった。また11時過ぎにトランプ大統領がイスラエルのエルサレムを首都と認めるとの報道が伝わると、ドル円が112円40銭から20銭台に下落すると同時に先物に大口の売りが出て午後の取引が始まった。さらに下落を嫌気した売りが広がると、日経平均株価は22,119円をつけるなど一時503円安となり、そのまま安値圏で取引を終えた。そうしたなか業種別では、33業種全てが値下がりとなった。また、下落率が大きかったのは、非鉄金属、鉱業、海運、紙・パルプ、精密機器、証券、商品、その他金融など。一方下落率が小さかったのは、空運、章句良品、その他製品、水産・農林、情報・通信、繊維、陸運などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ファーストリテイリング、日東電工、日経レバレッジETFの下落が目立ち、ソニー、村田製作所、安川電機、オリンパスなどが安かった。一方値上がりは、サインポスト(マザーズ)の上昇が目立ったほか、日経ダブルインバース、東芝(東証2部)、SUMCO、任天堂の5銘柄のみとなっている。日経平均株価の終値は22,177円04銭、-445円34銭、TOPIXの終値は1765.42ポイント、-25.55ポイント。売買高は概算で17億91百万株、売買代金3兆2,089億円。
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