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マーケット情報

2017-11-09

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9日、日経平均は続落、TOPIXは反落。大幅高のあと急落するなど波乱の展開

9日、海外市場は比較的小動きで終えており、取引開始時の材料にはならなかったものの、買い意欲が強く東京市場は上昇して始まった。その後は好業績を好感した買いや明日のミニSQを意識した思惑的な買いが入り、日経平均株価はあっさり23,000円の心理的な節目を上回ると、23,382円をつけるなど一時468円高となる場面があった。ただ、昼休み中に先物が伸び悩むと、午後には急上昇を警戒した利益確定と見られる売りが膨らみ、一気にマイナスに沈む展開となった。また日経平均株価がマイナスに沈むなかドル円の下落も重なって売りが膨らみ、22,522円をつけ390円安となる場面があったが、急速に下げ幅を縮めて終える結果となった。売買代金は大幅に膨らみ5兆円に迫った。そうしたなか業種別では、鉱業、建設、その他金融、鉄鋼、保険、小売、精密機器など12業種が値上り。一方値下がりは、ゴム、石油・石炭、繊維、ガラス・土石、その他製品、海運など21業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日経レバレッジETFがトップで-0.38%となったほか、ソニー、日産自動車、信越化学、ホンダなどが安かった反面、ミネベアミツミの上昇が目立ち、東京エレクトロン、キーエンス、村田製作所などが高かった。日経平均株価の終値は22,868円71銭、-45円11銭、TOPIXの終値は1813.11ポイント、-4.49ポイント。売買高は概算で27億47百万株、売買代金4兆9,935億円。
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