itrust アイトラストテクニカル分析講座2010

9日、日経平均株価、TOPIXともに小幅高で始まったあと、上げ幅を拡大する展開となった。午前中は徐々に上げ幅を広げると、日経平均株価は23,382円15銭をつけ468円高となるなど、これまで指摘してきた日中での25日移動平均線との乖離率が7％台後半まで拡大した。また、200日移動平均線との乖離率も最大で17％台後半まで拡大する場面があったが、午後に入って上げ幅を縮小して取引が始まってから午前の高値に迫る場面があったが、高値を超えられずに反転したところから急上昇に対する警戒感が広がって売り優勢となり、急落してマイナスに沈んだ。また、下げ幅を広げた場面では一目均衡表の転換線がサポートになると下げ渋る展開となり、そのまま下げ幅を縮め5日移動平均線上を維持して終えた。本日の乱高下で両指数ともに上下のヒゲの長い陰線を形成しており、日経平均株価は続落。TOPIXは反落して終える結果となっている。両指数ともに5日移動平均線上を維持して終えているものの、乱高下のあとは伸び悩むことが多く明日以降5日移動平均線上を維持できるかが注目される。
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