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2017-09-15

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15日、反発。地政学リスクの高まりを跳ね返し、19,900円台を回復して終了

15日、NYダウが3日連続で過去最高値を更新していたものの、日本時間の朝7時頃に北朝鮮から弾道ミサイル1発が発射され、北海道の襟裳岬付近の上空を通過して太平洋上に落下したと伝わったことから再び地政学リスクが高まり、売り先行で始まった。ただ、早朝に為替市場で110円台前半から109円台半ばまで円高に振れる場面があったが、株式市場の取引が始まる頃に110円を回復したことなどが買い安心感につながり、小幅安で始まったあと直ぐにプラスに浮上する展開となった。また、その後は小幅高で推移していたが、午後に入って新たな挑発行為がなかったこともあって買い戻しにつながり、午後に入って上げ幅を広げる展開となり、日経平均は19,933円をつけるなど一時125円高となる場面があった。取引終了間際に売りものに押される場面があったが19,900円台に乗せて終えた。そうしたなか業種別では、ガラス・土石、証券、商品、鉱業、精密機器、機械、保険、輸送用機器など28業種が値上り。一方値下がりは、電気・ガス、陸運、鉄鋼、小売、石油・石炭となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、アステラス製薬、ダイキン工業、東京エレクトロン、野村HD、ファナックなどが高かった反面、花王、JR東海、日経ダブルインバース、ルネサスエレクトロニクスなどが安かった。日経平均株価の終値は19,909円50銭、+102円06銭、TOPIXの終値は1638.94ポイント、+6.81ポイント。売買高は概算で19億86百万株、売買代金2兆8,921億円。
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