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2017-08-29

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29日、北朝鮮によるミサイル発射を受け、地政学リスクが高まり下落

29日、早朝の6時前に北朝鮮が北東方面へミサイルを発射したことから、為替市場で円高に振れ、ドル円が一時108円33銭まで上昇するなど円高が重石となった。両指数ともに売り先行で始まり、日経平均株価は19,280円をつけるなど、一時169円安となる場面があったが、買い戻しが入って下げ渋った。また、午後に入ってからは、北朝鮮による追加の挑発行為が無かったことに加え、ドル円が108円台後半をつけるなど戻し歩調となっていたことも先物の買い戻しを誘い、今日の高値圏で取引を終えた。そうしたなか業種別では、建設、サービス、医薬品、ガラス・土石、水産・農林、食料品など12業種が値上り。一方値下がりは、紙・パルプ、保険、証券、商品、石油・石炭、倉庫・運輸、その他製品など21業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日経レバレッジETFがトップで-0.86%となったほか、アンジェス(マザーズ)、山王(ジャスダック)の下落が目立ち、Klab、ファーストリテイリング、村田製作所も安かった。一方値上がりは、日経ダブルインバース、アステラス製薬、武田薬品、東京エレクトロン、ファナックなどとなっている。日経平均株価の終値は19,362円55銭、-87円35銭、TOPIXの終値は1597.76ポイント-2.36ポイント。売買高は概算で13億87百万株、売買代金1兆8,160億円。
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