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2017-08-18

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18日、NYダウの大幅安や円の高止まりが嫌気され、3日続落で終了

18日、バージニア州で起きた白人至上主義者と反対派との衝突事件について、米トランプ大統領が双方に責任があると語ったことの余波が拡大している。トランプ大統領の発言が伝わると、米企業首脳らで構成する大統領助言組織で辞任が相次ぎ、トランプ大統領自ら2つの組織を解散したことや、コーン国家経済会議委員長が辞任するのではないかと報道されたことから、NYダウが274ドル安となった。また為替市場でも110円台前半から109円台半ばまで円高に振れ、東京市場の足を引っ張った。日経平均株価は売り先行で始まるなか19,500円を下回って始まると、売り一巡後は下げ渋り小動きで推移した。一方午後に入るとドル円が109円台前半までさらに下落したこともあって午前の安値を下回り、19,433円をつけるなど一時269円安となる場面があった。その後はわずかに下げ幅を縮めたが、日経平均株価は19,500円を割り込んで終えた。そうしたなか業種別では、海運、食料品、石油・石炭のみが値上がりした反面、鉄鋼、保険、不動産、紙・パルプ、ガラス・土石など30業種が値上りとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、三菱電機、第一生命HD、ファナック、ファーストリテイリング、ソニーなどが安かった反面、リミックスポイント(マザーズ)の上昇が目立ったほか、日経ダブルインバース、Klabが高かった。日経平均株価の終値は19,470円41銭、-232円22銭、TOPIXの終値は1597.36ポイント、-17.46ポイント。売買高は概算で16億71百万株、売買代金2兆1,223億円。
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