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2017-06-15

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15日、4日続落。売り先行で始まり一時下げ幅を拡大するも下げ渋り

15日、昨日発表された米5月小売売上高や消費者物価指数が予想を下回る結果となったことから、ドル円が急落して一時109円を割り込んだことに加え、FOMCで利上げが発表されたもののドルの戻りが鈍かったことなど、外部環境の悪化を嫌気して東京市場は売り先行で始まった。日経平均株価は下落して始まったあと、直ぐに切り返してプラスに転じる場面があったが、買いが続かず再びマイナスに沈むと、そのまま下げ幅を拡大し19,755円をつけるなど一時128円安となる場面があった。一方午後に入ると、為替市場でドル円が朝方の109円台前半から半ばまで持ち直したことや、日銀によるETF買いへの期待もあって下げ渋り、結局小幅安で終える結果となった。そうしたなか業種別では、その他製品、建設、小売り、医薬品、空運など12業種が値上り。一方値下がりは、ゴム、鉄鋼、石油・石炭、保険、非鉄金属、銀行、海運など21業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、任天堂がトップで+4.29%となったほか、リミックスポイント(マザーズ)、アンジェスMG(同)、Klabの上昇が目立った反面、ルネサスエレクトロニクスの下落が目立ち、SUMCO、ブリヂストン、東京海上HDが安かった。日経平均株価の終値は19,831円82銭、-51円70銭、TOPIXの終値は1588.09ポイント、-3.68ポイント。売買高は概算で18億81百万株、売買代金2兆4,775億円。
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