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マーケット情報

2017-04-14

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14日、4日続落。オプションSQ値が幻の高値となり年初来安値を更新して終了

14日、対IS作戦で爆弾を投下したことによる地政学的リスクの高まりが意識され、NYダウが138ドル安となったことや、ドル円の戻りが鈍かったことが重石となった。東京市場はオプションSQ算出日だったことに加え、日経平均株価への寄与度が高いファーストリテイリングが増益決算を前日の引け後に発表したことが波乱要因となり、日経平均株価は18500円台を回復するなど100円超値上がりして取引が始まった。ただ、前述のようにNYダウの下落やドル円の上値の重たさが嫌気され一気にマイナスに転じた。またTOPIXがマイナスで始まっていたことも日経平均株価がマイナスに転じる要因となった。取引開始後は両指数ともにマイナスでもみ合いが続いていたが、ドルの下落が進み108円80銭台をつけたことも重なって日経平均株価は下げ幅を広げ、年初来安値を更新して取引を終えた。そうしたなか業種別では、電気・ガス、紙・パルプ、水産・農林、鉱業、繊維、石油・石炭、医薬品など27業種が値下がり。一方値上りは、鉄鋼、不動産、非鉄金属など6業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、任天堂がトップで+2.06%となったほか、SUMCO、ソレイジア・ファーマ(マザーズ)、ファーストリテイリングが高かった反面、サイバーステップ(マザーズ)、東芝、シャープ(東証2部)、が安かった。日経平均株価の終値は18,335円63銭、-91円21銭、TOPIXの終値は1459.07ポイント、-9.24ポイント。売買高は概算で18 億38百万株、売買代金2兆0247億円。
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