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2017-04-06

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6日、大幅反落。日経平均株価は一時300円超の下落となるなか下げ幅を縮めて終了

6日、今日の東京市場は大幅反落となった。昨晩公表されたアメリカFOMCの議事録のなかで、一部のメンバーが株式相場は「かなり割高」だとの認識を示していたことや、FRBのバランスシートの縮小について議論されていたことなどが嫌気され、それまで100ドル以上上昇していたNYダウがマイナスで終えていたことや、予想を大幅に上回る好調な結果となったADP雇用報告を受け111円40銭台まで上昇していたドルが110円台半ばまで一気に下落して終えていたことなども売り材料となり、東京市場は反落して始まった。日経平均株価は100円程値下がりして始まったあと、直ぐに下げ幅を広げる展開となった。またドル円の戻りが鈍かったことに加え、米中首脳会談を控えていることや、アジア地域の地政学リスクに対する警戒も消えなかったこともあって午後に入っても売りが止まらず、日経平均株価は一時300円を超す下げ幅となる場面があるなか、大幅反落で取引を終える結果となっている。そうしたなか業種別では、鉄鋼、電気・ガスなど32業種が高かった反面、鉱業のみが下落となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、三菱電機、ダイキン工業、村田製作所、ソニーが安かった反面、日経ダブルインバース、SUMCO、任天堂、ファーストリテイリングの4銘柄のみが値上りとなった。日経平均株価の終値は18,597円06銭、-264円21銭、TOPIXの終値は1480.18ポイント、-24.48ポイント。売買高は概算で20億68百万株、売買代金2兆4,589億円。
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