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2017-04-04

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4日、大幅反落。米長期金利の低下に伴う円高で一時279円安となるも下げ渋る

4日、トランプ大統領の政策に対する期待がはがれつつあることからNYダウが下落して戻しきれずに終えていたことや、米長期金利の低下(2.32%前後まで下落)を受けドルが下落し111円を割り込んだことが重石となった。日経平均株価は50円程値下がりして始まり、強弱が対立する値動きとなったあと下げ幅を縮めて午前の取引を終えていたが、午後に入ってドルの下落の流れが加速し、110円70銭前後から30銭台まで円高が進むと、日経平均株価も下げ幅を広げる展開となった。また日経平均株価は18,703円をつけるなど、一時279円安となる場面があったが、日銀によるETF買いへの期待で下げ渋って終える結果となった。そうしたなか業種別では、石油・石炭、陸運、電気・ガス、紙・パルプの4業種が値上り。一方値下がりは、海運、証券、商品、非鉄金属、鉄鋼、水産・農林、その他製品、輸送用機器、倉庫・運輸など29業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、東芝の下落が目立ったほか、マツダ、日産自動車、野村HD、任天堂などが安かった反面、ファイズ(マザーズ)、ソレイジア・ファーマ(同)の上昇が目立ち、三菱商事、KDDI、日経ダブルインバースが高かった。日経平均株価の終値は18,810円25銭、-172円98銭、TOPIXの終値は1504.54ポイント、-12.49ポイント。売買高は概算で22億60百万株、売買代金2兆5,741億円。
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