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マーケット情報

2017-03-27

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27日、大幅反落。NYダウの7日続落やドルの下落で売り物に押され19,000円割れ

27日、NYダウが7営業日続落で終えていたことや、ドル円が早朝の東京市場で下落して始まり、110円台後半をつけたことが嫌気され大幅に反落して始まった。日経平均株価は19,071円で始まったあとしばらくもみ合っていたが、ドル円がさらに下落して110円台半ばをつけたことなどから売り物に押された。また日経平均株価は19,000円を割り込むと、18,932円をつけるなど、一時330円安となる場面があった。その後は買い戻しなどもあって持ち直す場面があったが、取引終了にかけてドル円が111円15銭まで下落したことが重石となり、下げ幅は縮めたものの19,000円を割り込んで終えた。そうしたなか業種別では、33業種すべてが値下がりとなった。なかでも下落率が大きかったのが、証券、商品、保険、不動産、非鉄金属など、海運、紙・パルプ、鉄鋼、ガラス・土石、石油・石炭などとなった反面、比較的下落率が小さかったのは、空運、水産・農林、その他製品、精密機器、電気・ガス、医薬品、陸運などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、大和証券G本社、野村HD、日経レバレッジETF、第一生命HD、ファーストリテイリングなどの下落が目立った。一方値上がりは、ビーグリー(マザーズ)、日経ダブルインバース、ダイキン工業、パナソニック、任天堂の5銘柄のみだった。日経平均株価の終値は18,985円59銭、-276円94銭、TOPIXの終値は1524.39ポイント、-19.53ポイント。売買高は概算で17億62百万株、売買代金2兆0311億円。
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