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2017-03-16

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16日、ドル安が嫌気されるも、もち直して小幅反発で終了

16日、米FOMCで予想通り利上げが発表されたものの、利上げのペースが早まるといった見方が広がらなかったことから材料出尽くしとなり、NY市場ではドル円が114円台後半から113円台前半まで下落した。こうした円高の流れを嫌気して日経平均株価は下落して始まると、19,454円をつけるなど一時123円安となる場面があった。ただ、オランダの選挙で現与党が第1党を守ったと伝わると、朝方売られていたドル円が持ち直したことに加え、日銀の金融政策決定会合の結果が現状維持と伝わったあとも売り込む動きが見られなかったことから日経平均株価は買い戻される展開となった。また午後にはプラスに浮上するなど持ち直したあと、結局小幅高で取引を終えた。そうしたなか業種別では、海運、非鉄金属、鉱業、機械、水産・農林、石油・石炭など26業種が高かった反面、保険、銀行、食料品など7業種が安かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、シャープ(東証2部)、ブイ・テクノロジー、コマツ、アエリア(ジャスダック)などが高かった。一方値下がりは、第一生命HD、東芝、ファーストリテイリング、リクルートHDなどが安かった。日経平均株価の終値は19,590円14銭、+12円76銭、TOPIXの終値は1572.69ポイント、+1.38ポイント。売買高は概算で17億96百万株、売買代金2兆1,590億円。
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