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2017-03-09

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9日、ドル高円安を好感して反発するも伸び悩み、商いも減少

9日、NYダウが3日続落で終えていたものの、昨日発表された米ADP雇用報告の結果が予想の18万9千人増を大幅に上回る29万8千人増となったことから、米長期金利が上昇したことを受けドルが114円70銭台後半まで上昇した。またドル高円安に振れたことが好感され、東京市場も反発して始まった。日経平均株価は19,300円台を回復して始まったあと、19,350円をつけるなど、一時96円高となる場面があったが、朝方買い材料となったドルの上値が重たかったことや、ソフトバンクグループや東芝が悪材料で値下がりしていたことなどから、投資家のセンチメントが盛り上がらず積極的な買いが続かなかった。一方で、日経平均株価は5営業日ぶりの反発となったものの、明日の米雇用統計や来週のFOMCを控え、結局伸び悩んで取引を終えた。そうしたなか業種別では、ゴム、精密機器、ガラス・土石、非鉄金属、金属製品、証券、商品など21業種が値上り。一方値下がりは、鉱業、鉄鋼、電気・ガス、石油・石炭など12業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、任天堂がトップで⊸0.66%と5営業日ぶりに反落したほか、モブキャスト(マザーズ)の下落が目立ち、Aiming(同)、東芝、九州旅客鉄道なども安かった。一方値上がりは、SUMCO、オリンパス、スズキ、ブリヂストンなどとなっている。日経平均株価の終値は19,318円58銭、+64円55銭、TOPIXの終値は1554.68ポイント、+4.43ポイント。売買高は概算で15億95百万株、売買代金1兆8,791億円。
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