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2017-03-02

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2日、3日続伸、NYダウの大幅高を受け東京市場も上昇して始まったが伸び悩んで終了

2日、トランプ大統領の議会演説を好感してNYダウが303ドル高となり、過去最高値となる21,115ドルで終えたことが好感され、東京市場も大幅高で取引が始まった。日経平均株価は取引開始時から積極的な買いが集まり、今年の取引時間中の高値だった1月5日の19,615円を上回る19,624円で始まったあと、さらに上げ幅を広げ19,668円をつけるなど、一時274円高となる場面があった。ただ、日経平均株価との連動性が高いドル円が114円前後で推移して値動きが乏しかったことから、買い一巡後は高値圏でのもみ合いとなって午前の取引を終えた。一方午後に入ってからは上海総合指数が伸び悩んでいたことや、急上昇したことで利益確定と見られる売り物も出て上値が限定的となり、結局伸び悩んで今日の安値で取引を終える結果となった。そうしたなか業種別では、不動産、水産・農林、ゴム、石油・石炭、化学、電気・ガス、陸運、医薬品など29業種が上昇した反面、その他製品、紙・パルプ、サービス、鉱業の4業種が安かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、レノバ(マザーズ)、三井金属、モバイルファクトリー(マザーズ)などが上昇した反面、ジーエヌアイグループ(マザーズ)の下落が目立ったほか、昭和電工、楽天、任天堂、マツダが安かった。日経平均株価の終値は19,564円80銭、+171円26銭、TOPIXの終値は1564.69ポイント、+11.60ポイント。売買高は概算で22 億10百万株、売買代金2兆5,328億円。
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