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2017-02-23

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23日、小幅安。一時下げ幅を広げるも持ち直して取引終了

23日、NYダウが約30年ぶりとなる9連騰で終えていたものの、このところ下落基調にあるドルの上値の重たさが株価の重石となった。日経平均株価は前日比ほぼ変わらずで始まったものの、トランプ大統領の演説を月末に控え、為替市場が神経質な値動きとなり、113円台半ばから前半まで円高ドル安が進むと、日経平均株価も連動する形で下げ幅を広げ19,262円をつけるなど、一時117円安となる場面があった。ただ、日銀によるETF買いに対する期待もあって売り込む動きは見られず、売りものが一巡すると下げ幅を縮めた。また、マザーズ指数など新興市場のほか、東証2部指数も上昇していたことが買い戻しにつながり、日経平均株価は小幅安まで持ち直して終えた。そうしたなか業種別では、鉱業、空運、倉庫・運輸、医薬品、食料品、石油・石炭、水産・農林、機械、金属など18業種が値上り。一方値下がりは、証券、商品、非鉄金属、鉄鋼、銀行、その他製品など15業種が安かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、東芝がトップで-4.32%となったほか、イオンリート投資、三井住友FG、野村HD、ホンダなどが安かった。一方値上りは、JMC(マザーズ)、ヤマトHD、SMCなどとなっている。日経平均株価の終値は19,371円46銭、-8円41銭、TOPIXの終値は1556.25ポイント、-0.84ポイント。売買高は概算で19億61百万株、売買代金2兆0043億円。
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