マーケットコメント


マーケット情報

2017-02-03

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

3日、小幅反発。マイナスに沈む場面では日銀の指値オペが持ち直すきっかけに

3日、前日の大幅安の反動もあって東京市場は反発して始まった。また買い優勢が続くと、日経平均株価は19,061円をつけるなど19,000円台を回復して、一時146円高となる場面があった。ただ買いが一巡すると徐々に上値が重たくなり、日経平均株価は午前の取引終了にかけてマイナスに沈み18,830円をつけた。一方昼休み中に日銀が「指値オペ」を通知すると、午前中上昇していた長期金利が低下に向かい、ドル円も112円台半ばから113円台を回復するなど円安にふれた。さらに日経平均株価の買い戻しにつながってプラスに浮上するなど荒い値動きとなった。ただ、今晩発表される米雇用統計を控え買いは続かず、プラスは維持したものの小幅な反発で終えた。そうしたなか業種別では、非鉄金属、その他金融、銀行、水産・農林、医薬品、紙・パルプ、食料品など19業種が高かった反面、空運、ゴム、陸運、卸売、情報・通信など14業種が安かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、任天堂の上昇が目立ったほか、ソニー、村田製作所、花王が高かった反面、カカクコムの下落が目立ち、KDDI、三菱重工、三菱商事などが安かった。日経平均株価の終値は18,918円20銭、+3円62銭、TOPIXの終値は1514.99ポイント、+4.58ポイント。売買高は概算で21億16百万株、売買代金2兆6,288億円。
(会員向けコメントあり)